snöflinga 未来日記

現在と一寸先を望むままに描きます。

伝え聞いた昔話(銀行破綻)

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伝え聞いた昔話の備忘録です。

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  • 年代 97年頃
  • 場所 地方のある企業 
  • 登場人物

  A部長

  若手社員

  • T銀行
  • H銀行

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ある地方の企業がメインバンクとしていたT銀行が経営破綻しました。

その銀行は、その地域唯一の都市銀行でした。

破綻のニュースは、その地域で号外が出るほど大きな出来事でした。

 

破綻のニュースが駆け巡る中、若手社員は、ただ漫然と、このように思います。

「一体どうなるんだろう?」

 

そんな中、A部長は、若手社員にこのように言います。

「我々がT銀行と取引しているものは、基本的に地方銀行のH銀行に全て移管される。

契約の手続きの書類が届いている。取引していた本店コードは、移管先の支店コードに変わる。他の支店も同様だ。」

続けてこのように言います。 

「そこで若手社員君、振込データを作成するのに、支店コードを変換する必要がある。

この※フロッピーで読み替えをするように銀行から通知が来ているので、確認して処理するように。」

 

若手社員は、そのフロッピーを受け取り、作業をしながら、このように思います。

「銀行なくなるって、こういうことなんだろうか?」

「なんか、騒がれている感じに比べて、ギャップを感じる。」

 

あまりにも騒がれている状態とギャップのある淡々とした状況の中、実際に起きていることに、実感を持つことができずにいました。

 

そのため、若手社員は、漫然とこのように思います。

「でも、もっと深刻なことになっている所もあるかもしれない。

あまり能天気な振る舞いはしてはいけないかも。」

 

その後、その地域の経済は以前より冷え込んだと言います。

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 お話によると、この若手社員の会社では、

比較的、深刻な影響を受けていなかったと思われます。

また、破綻した銀行も、限定した地域に影響は大きかったものの、

国内規模でいうと、あまり知られていないもので、影響は少ないものだったようです。

 

一つのニュースが流れるとき、スポットライトを浴びるのは、事件性のあるものや、

表現が悪いかもしれませんが、わかりやすく典型的なものかもしれません。

 

大きな出来事の中にも、ニュースにならない些細な昔話も、その出来事の一つの側面であると思い、書き留めておくことにします。 

 

 

※フロッピー

 

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