snöflinga 未来日記

現在と一寸先を望むままに描きます。

伝え聞いた昔話

f:id:snoflinga:20160624211023j:plain

 

伝え聞いた20数年前の話の備忘録です。

 設定

場所:地方のある企業

(登場人物)

管理職1:職人

管理職2:システム推進派

新入社員

ーーーーーーーーーーー

 概要

ある新入社員が入社した会社は、手書きから、コンピューターへ移行をはじめたばかりでした。

新入社員は、上司が手書きで書いた伝票をひたすら、入力していました。

 

あるとき、システムを推進している上司は、職人上司にこう言います。

 

「入力したデータをもとに、伝票を印刷できるようにしたら、伝票を手書きで書く必要がなくなるので、そのようにしたらどうか。」

 

職人上司

「伝票はきちんと決裁されたものでなくては。」

「新人が入力したものが即伝票になるなんて、ありえない。」

 

推進派

「決裁方法は他の形をとったらどうか。」

 

この後、堂々巡りの議論が繰り返され、激しい口調が続いた果てに、職人上司はこのように言い返します。

 

職人上司

「そもそも、私が書いている、この(市販の)伝票と、プリントアウトした伝票とではサイズが違うではないか!(怒)。」

 

推進派の上司は、今度は席を立ち、プリントアウトした用紙を、裁断機で伝票のサイズに切りました。

 

そのサンプルを見せながら

「これならどうでしょうか?」やり返します。

すると、職人上司は

「わかった。手書き伝票に、その用紙をつけるならばいいだろう。」

 

推進派上司

「新人君、当面は、職人上司の手書伝票を入力した後に、この伝票を印刷して下さい。そして、印刷した後は、裁断機で切る事。」

 

新入社員「・・・???はい。わかりました。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お話によると、しばらくは、裁断機で切る作業は続きましたが、システム化が進むにつれ、裁断作業はなくなり、手書きもなくなっていったそうです。

 

遠回りではありますが、解決の糸口は、意外なところにあるものだなと感じました。

 

これから先、自分にとって慣れきったものから、かけ離れた環境が訪れた際に、思い出せるよう、心に留めておこうと思います。